「iPhone 17」シリーズが発表されました。今回のラインアップには、従来モデルを強化したiPhone 17、「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Pro Max」に加え、新たに「iPhone Air」というモデルが登場している。iPhone Airは、これまでのモデルの中でもっとも薄いとされており、シリーズ全体に大きな変化をもたらしている。また、これまで存在していた「Plus」モデルは今回の世代では姿を消している。
iPhone Airだけでなく、iPhone 17シリーズ全体が大幅に刷新されている点も注目すべきだ。ディスプレーの品質が向上し、全体的な性能も強化されている。さらに、写真や動画の撮影においても、より高精度なカメラシステムが搭載されている。これら4つのスマートフォンは多くの改善点を共有しているが、それぞれに独自の機能があり、他のモデルとは異なる魅力を持っている。
「どのモデルが自分に合っているのか」と迷う人も少なくないだろう。それぞれのデバイスが個性的な特徴を備えているため、簡単に答えを出すのは難しい。そこで、混乱を避けるために、ここではiPhone 17シリーズの各モデルの主な機能を紹介し、それぞれの利点を明らかにすることで、どのモデルを選ぶべきかの判断材料を提供する。
| 特徴 | iPhone 17 | iPhone 17 Air | iPhone 17 Pro | iPhone 17 Pro Max |
|---|---|---|---|---|
| 価格 | 799ドル | 999ドル | 1099ドル | 1199ドル |
| ディスプレー | 6.3インチ Super Retina XDR with ProMotion | 6.5インチ Super Retina XDR with ProMotion | 6.3インチ Super Retina XDR with ProMotion | 6.9インチ Super Retina XDR with ProMotion |
| バッテリー | ビデオ再生時間30時間 | ビデオ再生時間27時間 | ビデオ再生時間39時間 | ビデオ再生時間39時間 |
| カラー | ラベンダー、セージ、ミストブルー、ホワイト、ブラック | スカイブルー、ブラック、ホワイト、ライトゴールド | コズミックオレンジ、ディープブルー、シルバー | コズミックオレンジ、ディープブルー、シルバー |
| プロセッサー | A19 | A19 Pro | A19 Pro | A19 Pro |
| フレーム | アルミニウムフレーム | チタンフレーム | アルミニウムユニボディ | アルミニウムユニボディ |
| ストレージ | 256GB、512GB | 256GB、512GB、1TB | 256GB、512GB、1TB | 256GB、512GB、1TB、2TB |
| カメラ | 18MP Center Stageセルフィー／48MP Fusionメイン、48 Fusionウルトラワイド | 18MP Center Stageセルフィー／48MP Fusionメイン | 18MP Center Stage／48MP Fusionメイン、48MP Fusionウルトラワイド、48MP Fusion望遠 | 18MP Center Stage／48MP Fusionメイン、48MP Fusionウルトラワイド、48MP Fusion望遠 |
iPhone 17がおすすめな人
1. Proモデルの価格を支払うことなくProMotionディスプレーが欲しい人
今回、Appleは初めて、ProMotionディスプレー技術をベースモデルのiPhoneに搭載した。これにより、iPhone 17は最大120Hzの可変リフレッシュレートに対応した、非常に鮮やかなディスプレーを備えることが可能となった。
この機能によって、スクロール操作はより滑らかになり、ゲームでは臨場感が増し、日常の操作においても快適さと効率の向上が期待できる。また、画面は「Ceramic Shield 2」で保護されており、耐久性が高まっただけでなく、反射も抑えられている。
これまでProMotionは上位モデルにしか搭載されていなかったが、今回のアップグレードにより、iPhone 17は高価なProモデルを選ばずとも、上質な視聴体験を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となっている。
2. 伝統的なデザインを好む人
この点については後ほど詳しく触れるが、iPhone 17シリーズの他のモデルでは、デザインに大きな変化が加えられている。例えば、iPhone Airは驚くほど薄く仕上げられており、Proモデルでは内部部品を収めるために「台地状」の新しい構造が採用されている。
一方で、背面に隆起したカメラリングと、洗練された縁のラインを持つ従来のiPhoneらしいデザインを好むのであれば、ベースモデルのiPhone 17が適している。このモデルは、長年にわたり多くのユーザーに親しまれてきたクラシックなスタイルを継承している。さらに、サイズもiPhone 16 Proと同じであるため、これまでProモデルを使っていた人にとっても、iPhone 17への移行は違和感なくスムーズに行えるだろう。
iPhone Airがおすすめの人
1. これまででもっとも薄いiPhoneが欲しい人
iPhone Airは、ここ数年のAppleにおけるデザインの中でも、もっとも大胆な変更と言えるだろう。このスマートフォンは非常に薄く、厚さはわずか5.6mm。これは「iPhone 16 Pro」の約3分の1の薄さであり、Appleがこれまでに製造したiPhoneの中でもっともスリムなモデルとなっている。持ち運びやすさを重視する人にとっては、まさに理想的な選択肢だ。
このようなスリムな筐体でありながら、iPhone Airは性能面で妥協していない。内部には、高速な6コアプロセッサー「A19 Pro」、Appleが新たに設計したワイヤレスチップ「N1」、そして新しいセルラーモデム「C1X」という3つのチップが搭載されている。N1はWi-Fi 7、Bluetooth 6、さらにスマートホーム規格であるThreadにも対応しており、C1Xは従来のC1に比べて2倍の通信速度と、より優れたエネルギー効率を実現している。
2. 一部の機能が犠牲になっても構わない人
このような薄型デザインを実現するために、Appleは幾つかの主要な機能を削る必要があった。iPhone Airの背面カメラは、4800万画素の「Fusion」レンズが1つのみとなっている。ただし、この1つのカメラで28mmと35mmの両方の焦点距離に対応しており、高品質なマクロ撮影も可能だ。
また、通信に関してはeSIMのみを採用しており、従来の物理SIMカードは挿入できない。これらの制限を受け入れられるのであれば、iPhone 17 Airは、他のモデルにはないスタイルと性能のバランスを提供してくれるだろう。
iPhone 17 Proがおすすめな人
1. 高度なカメラのアップグレードを望む人
iPhone 17シリーズの全てのモデルには、実質的なカメラの強化が施されている。例えば、4機種全てに新しい「Center Stage」自撮りカメラが搭載されており、これにより広い視野と高解像度の撮影が可能になった。スマートフォンを横向きに回転させることなく、横向きの自撮り撮影ができる点も便利だ。
中でもiPhone 17 Proは、性能面でさらに進化を遂げている。搭載されている3つの4800万画素Fusionカメラにより、非常にシャープで細部までくっきりとした写真が撮影可能だ。この画質の向上は、AIを活用した新しい「Photonic Engine」の働きによるもので、自然なディテールを保ちながらノイズを抑え、色の再現性も高めている。さらに、iPhone 17 Proにはセンサーサイズが大きくなった新しい4800万画素の望遠カメラも加わっており、暗い場所での撮影性能が大幅に向上している。
2. 新しいデザインを望む人
ここ数年、iPhone Proモデルのデザインは細かな調整こそあったものの、「iPhone 12 Pro」以降はほぼ同じ外観が続いていた。しかし、iPhone 17 ProとPro Maxでは、Appleがより大胆なデザイン変更を導入している。
両モデルは熱間鍛造アルミニウムのユニボディーを採用しており、これにより軽量化と熱伝導率の向上が図られている。内部には、脱イオン水を循環させるベイパーチャンバーが組み込まれており、A19 Proプロセッサーから発生する熱を効率的に逃がす構造となっている。
背面には、より大きなバッテリーなど主要部品のためのスペースを確保する「台地状」の隆起デザインが施されている。Appleによれば、iPhone 17 Proは1回の充電で最大39時間のビデオ再生が可能だという。
iPhone 17 Pro Maxがおすすめの人
提供：Apple1. 可能な限り最高のパフォーマンスを望む人
iPhone 17 Proと同様に、iPhone 17 Pro MaxもA19 Proチップセットを搭載している。このチップセットは、6コアのCPUと、各GPUコアにニューラルアクセラレーターを組み込んだ6コアGPUで構成されており、非常に強力なパフォーマンスを発揮する。さらに、Appleが新たに開発した16コアのNeural Engineも搭載されており、AIモデルの処理能力を大幅に向上させることで、グラフィックの忠実度を高め、高いフレームレートを安定して実現している。
こうした高性能なチップは当然発熱するが、iPhone 17 Pro Maxには、iPhone 17 Proと同様にベイパーチャンバーが搭載されており、効率的な冷却が可能となっている。
また、iPhone Airと同様に、iPhone 17 Pro MaxにもN1チップが搭載されている。これにより、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Threadといった最新の通信規格に対応しており、AirDropなどの機能の信頼性も向上している。
2. 最高のiPhoneディスプレーを望む人
iPhone 17 Pro Maxは、シリーズの中でももっとも優れたディスプレーを備えている。6.9インチの大型「Super Retina XDR」ディスプレーは、AppleのProMotion技術に対応しており、最大120Hzの滑らかなリフレッシュレートを実現している。
さらに、iPhone 16 Proと比べて明るさが大幅に向上しており、最大輝度は3000ニトに達する。これにより、屋外での視認性が高まり、コントラストも従来の2倍に強化されている。加えて、iPhone Airと同様に、画面はCeramic Shield 2によって保護されており、耐久性にも優れている。
まとめ
iPhone17シリーズは、関税や全体的なスペックアップなどの影響を受け、全モデルで値上げされる可能性が高いとされています。
新登場のiPhone17 Airは、薄型デザインを追求した新カテゴリーの製品として注目されており、従来のPlusモデルに代わる新しい選択肢を提供します。
価格面では、スタンダードモデルで約12万円台、Proモデルで約18万円以上になる見込みで、価格面を考えると日本ではスタンダードモデルに人気が集中しそうです。
iPhone16との比較では、最新技術を求める人にはiPhone17が、コストパフォーマンスを重視する人にはiPhone16がおすすめです。購入タイミングについては、個々のニーズと予算を考慮して決定することが重要です。
2025年9月の発売に向けて、さらなる情報が公開される予定です。
最終的な価格や機能については、Appleの公式発表を待って判断することをおすすめします。
